家族の健康を、
これからも。
家族の健康を、
これからも。
できるだけ「削らない・抜かない」を大切に、
予防・矯正・精密治療で
「歯とそこから始まる健康」を守ります。
はじめての方へ
当院は1998年2月に開院しました。開院当初は、院長と矯正医である副院長、そしてスタッフ2名の計4名でスタートした小さな歯科医院でした。現在では、多くの患者さんに支えられ、総勢20名以上のスタッフが在籍する医院へと成長しています。これからも地域の皆さまのお口の健康を守る存在として、より良い診療を提供し続けてまいります。
熊本市南区の歯医者「けやき通り歯科・矯正歯科」ではお子さんは20歳でむし歯ゼロを目指し、大人の方も生涯にわたりご自身の歯で食事を楽しめることを目標に、メディカルトリートメントモデル(MTM)に基づいた診療を行っています。MTMとは、初診時に患者さん一人ひとりのリスクを評価し、その結果に基づいて予防プログラムを立て、必要に応じて最小限の治療(MI:ミニマルインターベンション)を行い、その後も継続的なメインテナンスへとつなげていく診療の流れです。
例えば、日本では多くの方ががんを経験するといわれています。もし病気になってから優れた治療を受けるのではなく、そもそも病気にならない方法が事前に分かっていたとしたら、知りたいと思う方は多いのではないでしょうか。
がんに関しては、完全に防ぐ方法が確立されているとはいえませんが、むし歯や歯周病は原因や予防法が明確になっている病気です。そのため、正しい知識を身につけ、リスクをコントロールしていくことで発症や再発を防ぐことが可能です。むし歯や歯周病は、原因と予防法が明確になっている病気です。
つまり、正しい知識と適切なケアによって、防ぐことができる可能性が高い病気といえます。「病気になってから治す」のではなく、「病気にならないように管理する」こと。それが、当院が大切にしている予防歯科の考え方です。
POINT
日本では、80歳時点で残っている歯の本数は平均して10本台といわれています。一方、予防歯科が進んでいるスウェーデンでは、80歳でも20本以上の歯が残っているケースが一般的です。
スウェーデンもかつては、日本と同様にむし歯が多い国でした。
しかし、国全体で予防に取り組む体制を整えたことで、むし歯や歯周病は大きく減少しました。この違いを生み出しているのが、治療中心か予防中心かという考え方の違いです。当院では、北欧の歯科医療をモデルに、予防を軸とした診療体制を取り入れています。
DAY
01
当院では、初めてご来院された際にいきなり治療を行うことはありません。まずは「予防を大切にする診療方針」や治療の流れについて、約15分の予防DVDを用いて分かりやすくご説明します。その後、担当の歯科衛生士が現在のお悩みやご希望、「してほしくないこと」なども含めて丁寧にお伺いします。
レントゲン撮影、口腔内写真の撮影、むし歯や歯肉炎の検査などを行い、お口の状態を多角的に確認します。
歯科医師がお口の中を直接確認し、現在の問題点やリスクを把握します。
DAY
02
唾液の量や質、むし歯菌の量(ミュータンス菌・ラクトバチラス菌)などを測定し、「むし歯になりやすさ」と「むし歯から守る力」を評価します。
生活習慣やブラッシング状況を確認し、むし歯の原因となる習慣や改善点を整理します。
DAY
03
検査結果をもとにリスクを分析し、一人ひとりに合わせた予防プログラムと治療計画をご提案します。
歯の表面をきれいにし、むし歯予防のための処置を行います。
DAY
04
必要に応じてむし歯治療(シーラントなど)を行います。その後はリスクに応じて、1〜6ヶ月ごとのメインテナンスへ移行します。
ハイリスク:1ヶ月ごと
ローリスク:6ヶ月ごと
DAY
01
当院では、初めてご来院された際にすぐに治療を行うことはありません。まずは予防を重視した診療方針や治療の流れについて、約15分の予防DVDを用いてご説明します。その後、担当の歯科衛生士が現在のお悩みやご希望、治療に対するご不安や「してほしくないこと」なども丁寧にお伺いします。
レントゲン撮影、口腔内写真の撮影、歯周病の検査などを行い、お口の状態を総合的に把握します。
歯科医師がお口の中を直接確認し、現状の問題点を詳しく診査します。痛みがある場合や、詰め物・被せ物が外れている場合など、緊急性がある場合は応急処置を行います。
DAY
02
唾液量や緩衝能、むし歯菌(ミュータンス菌・ラクトバチラス菌)の量、食生活の影響などを調べ、「むし歯のなりやすさ」と「防ぐ力」を評価します。
位相差顕微鏡を用いて、お口の中の細菌の状態を確認します。歯周病はサイレントディジーズ(沈黙の病気)とも呼ばれ、自覚症状が少ないまま進行し、気づいたときには歯を支える骨が失われていることもあります。
また、歯周病は全身の健康とも関係しており、糖尿病や心疾患、脳血管疾患との関連が指摘されています。さらに、妊娠中は歯周病が進行しやすく、早産や低体重児のリスクにも関係する可能性があります。検査結果をもとに、正しいブラッシング方法や生活習慣の改善についてご説明します。
DAY
03
検査結果をもとに、むし歯のリスクを分析し、一人ひとりに合わせた予防プログラムと治療計画をご提案します。
位相差顕微鏡で確認した菌の状態をもとに、現在の歯周病の進行状況をご説明します。そのうえで、歯周病がどのように進行するのか、そして歯を長く守るために必要なケアについて、担当の歯科衛生士が丁寧にご説明しながら治療を進めていきます。
DAY
04
歯周病治療の効果を確認し、改善状況を評価します。
歯周病が安定してきた段階で、むし歯治療など必要な処置を進めていきます。
その後は、むし歯・歯周病のリスクに応じてメインテナンスの間隔を決定します。
ハイリスク:1ヶ月ごと
ローリスク:6ヶ月ごと
サリバテストは、むし歯の原因菌の量や唾液の働きを調べることで、患者さん一人ひとりのむし歯リスクを評価する検査です。検査結果をもとに、むし歯になりにくいお口の環境をつくるためのオーダーメイドの予防プログラムを作成します。
STEP
01
専用のストリップを使用し、唾液を採取します。簡単に行える検査です。
STEP
02
採取した唾液を専用の培養器で培養し、菌の状態を確認します。
STEP
03
むし歯の原因となる菌の量を測定し、リスクを評価します。
※材料費として3,300円(税込)がかかります。
あわせて以下の項目も測定します。
院長である私は、前回の東京オリンピックの年に生まれました。幼い頃から甘いものが好きで、むし歯が多く、歯科医院に通うのが当たり前の子どもでした。保育園の頃は泣きながら歯医者に通い、学校検診でむし歯が見つかるたびに治療を受ける――そんなことを繰り返してきました。
高校生のときには、受験期に前歯の痛みが出て神経を取る治療を受けた経験もあります。現在も前歯の1本はセラミックの被せ物で、神経を取った歯は長く持たないことを実感しています。
そのため、今は定期的にメインテナンスに通い、できるだけ長持ちするよう管理を続けています。
当時はむし歯の洪水といわれる時代で、同じような方が多くいました。歯科医院には朝から患者さんが列をつくり、大学病院の小児歯科は1年待ちともいわれていました。その時代、日本では歯科医師を増やす政策が取られ、治療中心の医療が広がっていきました。むし歯ができれば削って詰める、さらに進めば神経を取り、被せ物をする――しかし、それらの治療は永久的なものではなく、やがて再治療や抜歯につながるケースも少なくありませんでした。
一方で、北欧の国々ではまったく異なる考え方が取り入れられていました。スウェーデンやフィンランドでは、歯科医師を増やすのではなく、予防の専門家である歯科衛生士を増やし、国民全体の健康を守る仕組みを整えたのです。
その結果、むし歯は大きく減少し、80歳時点の残存歯数は、日本が平均12本程度であるのに対し、北欧では20本以上を維持しています。私はフィンランドとスウェーデンで予防歯科の研修を受けましたが、現地では多くの方が定期的に歯科衛生士のもとへ通い、年に1回~4回のメインテナンスを受けることが習慣となっています。
一見すると費用は高く感じられますが、治療になった場合の費用が高額であるため、予防に投資する方が結果的に合理的であるという考え方が浸透しています。このように治療ではなく予防で健康を守るという考え方が、国全体に根付いているのです。
日本ではこれまで、保険診療を中心とした治療型の歯科医療が主流でした。その結果、詰め物や被せ物を繰り返し、最終的に歯を失ってしまうケースも少なくありません。実際に、詰め物や被せ物の寿命は永久ではなく、再治療を繰り返すことで歯は徐々に削られ、小さく弱くなっていきます。神経を取った歯はさらに脆くなり、破折や抜歯のリスクが高くなります。
また、むし歯菌や歯周病菌は口腔内で増殖し続けるため、毎日のセルフケアだけでは完全にコントロールすることはできません。時間の経過とともに、詰め物や被せ物との境目にすき間ができ、そこから再びむし歯が発生することもあります。このような悪循環を防ぐために重要なのが、定期的なメインテナンスです。
しかし、日本で定期的に歯科メインテナンスを受けている方は数%程度にとどまるといわれています。一方、北欧では80%以上の方が継続的に予防処置を受けています。担当の歯科衛生士が患者さんのリスクを管理し、問題があれば歯科医師が介入する――この「予防を軸とした仕組み」が、世界では当たり前になっています。
当院では、こうした北欧型の予防歯科の考え方をもとに、メディカルトリートメントモデル(MTM)に基づいた診療を行っています。一人ひとりのリスクに合わせた管理と予防を通じて、歯を長く守ることを目指しています。
POINT
歯に問題が起きてから歯科医院に通うというスタイルは、結果的に歯を失うリスクを高めてしまう可能性があります。小さなむし歯であれば削って詰める処置、進行していれば神経を取り、被せ物を装着する治療が行われますが、これらの処置は永久的なものではありません。
詰め物や被せ物の寿命に関する研究では、平均すると10年程度でトラブルが生じるケースがあると報告されています。詰め物が外れる、被せ物の内部で再びむし歯が発生する、根の先に病変ができるなど、さまざまな問題が起こり得ます。
近年は材料や接着技術の進歩により改善は見られるものの、治療をすれば安心というわけではない点に変わりはありません。また、むし歯の原因となるミュータンス菌や、歯周病菌は口腔内で常に増殖しています。歯みがきやフロス、歯間ブラシによって清掃を行っても、すべての細菌を取り除くことは難しいのが現実です。
さらにお口の中は、温度変化や咬む力といった物理的な負担が常にかかる環境です。その影響により、詰め物や被せ物と歯の間にわずかな隙間が生じたり、人工物が劣化したりすることがあります。
その結果、二次的なむし歯によって再治療が必要となり、歯は少しずつ削られていきます。神経を取った歯は強度が低下するため、破折のリスクも高まります。こうした積み重ねが、最終的に歯の喪失へとつながっていきます。このような悪循環を防ぐためには、日々のセルフケアに加え、定期的な歯科メインテナンスによってお口の状態を管理していくことが大切です。
虫歯治療後の詰め物、かぶせ物の寿命(岡山大学・森田学教授)